2012年01月28日

    はじめに

 遠い遠いはるかな道は
 冬の嵐が吹いてるが
 谷間の春は花が咲いている
 ひとりひとり今日も一人
 銀色のはるかな道
             −銀色の道−

 深夜放送を流しながら勉強していた中3の冬、ふと鉛筆を持つ手が止まった。小学生の頃に聞いたことのある何やら懐かしいメロディー。受験を前にした厳寒の冬の夜中、押しつぶされそうな重苦しい空気の中で、この歌は私の心の奥底まで深く染み込んできた。翌日から私は、陽水・拓郎・かぐや姫などを聞く合間に、この4人組コーラスのおっちゃんた達(ダークダックス)の曲を聞き、学校の行き帰りにふと気づくとこの歌を口ずさんでいる変な?少年になった。なぜなら、この歌は受験生だった私の心境そのものだったから。以来この年になっても今だに聞いている。

 ひとりひとりはるかな道は
 つらいだろうが頑張ろう
 苦しい坂も止まれば下がる
 続く続く明日も続く
 銀色のはるかな道

 2002年度の教育改悪で、小中学生の学習は当時(70年代)に比べて時間で3割、内容で5割も削減されてしまった。さすがに世論に抗する事が出来ず、文科省は表面的には元に戻した。しかしその後遺症は今も続く。今、子供達は正に「教育の闇夜」の中に放り出されたままと言っても過言ではないだろう。闇の中で子供達は、どうしていいのか分からず立ちすくんでいる。目を一生懸命凝らして周りの様子をうかがっている。何とか手探りで前に進もうとしている。我々にできることはロウソクの小さな灯りをともし、子供達の手を取り導いてあげること。小さな灯りでも進む先が少し分かってくると、恐る恐る歩いていた子供達の足取りはだんだんしっかりとしてくる。中には逆に我々の手を引き、歩みを速める子供もいるだろう。そうなれば大丈夫。灯りをその手に渡して、自分の足で歩いてもらおう。我々は漆黒の闇の中でその後ろをそっとついて行く。はるかに続く道を誤らぬよう。

 続く続くはるかな道を
 暗い夜空を迷わずに
 二人の星よ照らしておくれ
 近い近い夜明けは近い
 銀色のはるかな道

 どんな夜でも必ず朝を迎える。我々は常に全力で実行し、そして願う。子供達が自分の力で希望に満ちた夜明けを、光り輝く朝を溢れんばかりの笑顔でむかえられるよう。その朝日にキラキラと輝く瞳をいつまでも、いつまでも、いつまでも持ち続けられるよう。

 塾生諸君。
 今、君達の目の前には「有限の時」が流れ
 「無限の可能性」が広がっている。
 
 青春にチャレンジ!
 人生にトライ!

                           学志舎 塾長 山田勝登

      
  
   *塾からの提言「教育の原点」は2003年度に出版されたものです

  
posted by 案山子1 at 15:48| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする